「コーヒーと温泉の湯はあっついのがいいんだ」と思ってた。でも、今は、コーヒーを淹れるとき、TANITAの温度計で80度まで下がるのを待つようになった。80度前後で淹れるとすごく美味しい(というか好み、というか家で使ってる豆にあってる?)と実感してから、もう煮えたぎったお湯でコーヒーを淹れるなんてことは、しなくなった。熱いは刺激。味とは違う。いや、違うこともないけど、いったん違うということで。
で、日本酒。
燗酒、美味い。燗酒の季節。ということで100均で発見したかわいいおちょこを買ってみた。酒器を変えて飲んでみる。これはカジュアルでポップに燗酒を楽しむための第一歩ではないだろうか?
長いこと漆塗りの平盃がお気に入りだった。フチが月で、中に桜があることから、春に月見酒をしている気分に、1年中なれるんじゃないかと思って購入した。
日本橋のなんとかという店で、1万円くらい。酒器の値段も酒を美味しくするかもしれない。月というキーワードに、反応しすぎだったかもしれないけど、ずっと気に入ってる器のひとつだ。
いや、酒器の話がしたかったんじゃない。温度の話。燗酒をさまざまな温度で飲んでいると、この酒はここ!というドンピシャがでてくるときがあって、それがすごく楽しい。
特に、常温や冷やして飲むときは、そうでもないなーと思ってたのに、温めたらガラッと変わる酒に出会ったとき、心ときめく。メガネ女子がメガネを外すと…のパターンかもしれない。ギャップは、人を惹きつける。酒もしかり。
ちなみに、「純米酒 るみこの酒」は、35度くらいのぬる燗、「はなぶさ」は、45度くらいあげたのが美味しかった。燗酒すごいな。もう、日本酒の一番の魅力は、燗酒って言っていいんじゃないか。
燗酒は酔いが早い。1合くらいで今日はもう体が温かくていい感じ。なにそれ、酔っぱらいキラーじゃないですか。
そういえば、鹿児島の焼酎バーでぬる湯でつくってもらった焼酎の湯割りも美味しかった。もうすべての酒は温めればいいと思う。
あ、バリスタの方に伺ったところ、コーヒーもいろんな温度で淹れるといいようです。ということで、もう寝ます。おやすみなさい。
酒量:燗酒1合弱