のんべえ手帖

のんべえの日常を綴った日記

アッサンブラージュという呪文

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アッサンブラージュ」と唱えたい病。

昨年くらいにでたらしい、キッコーマンの「WINE BLEND PALETTE」というサービス。ワイン5種類をブレンドすることで自分だけの1本を造るものらしい。体験ワークショップが7,000円くらいで受けれるらしく、夫が友人に誘われて行ってきた。その残りものワインで、アッサンブラージュ体験してみた。

 

ワインは、マスカット・ベリーA(日本)、カベルネ・ソーヴィニヨン(ステンレスのタンクで貯蔵・フランス)、カベルネ・ソーヴィニヨン(樽貯蔵・フランス)、メルロー (チリ)、プティ・ヴェルド(チリ)の5種類。

 

メルローは、夫がワークショップで全部使ってしまったらしく、4本しかないけど。

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フルーティおじさん(夫)いわく、メルローはフルーティだったらしい。

ちなみに、「アッサンブラージュ体験キット」(ワンセット3,900円)は、Webで販売もしているので、自宅でもできる。

 

まずはそれぞれ、ちょっとづつテイスティングしてみる。私の感想を紹介。

①マスカット・ベリーA(日本)

香り:いちご、華やか、硫黄、アルコール 味:うすい、酸味、収斂

カベルネ・ソーヴィニヨン(ステンレスのタンクで貯蔵・フランス)

香り:ナッツみたいな香ばしさ 味:渋い、酸味が後からくる

カベルネ・ソーヴィニヨン(樽貯蔵・フランス)

香り:くさい、チーズ 味:一体感、まとまりのある酸味

メルロー (チリ)→なかったけど、プラムやブルーベリーの香り、まろやかな味わいだそうです。

⑤プティ・ヴェルド(チリ)

香り:硫黄、インク 味:インク、粘土くささ

 

⑤の強烈なインク臭! ワインの香りって、改めて日本酒以上に幅広いことを実感。あと、強弱はあってもぜんぶに共通して、硫黄っぽいモワッとした臭さを感じた。

①のマスカット・ベリーAは、最初あまり香りを感じなかったけど、他のを嗅いだ後にくらべてみると、いちごっぽいような華やかな、かわいらしい香りがあったことに気づいた。

 

ワークショップでは、②と③のステンレスタンクと樽熟成のカベルネ・ソーヴィニヨンを1:1にして味わってみる。さらに⑤をスポイトで少しだけ足して味わってみる、といったように、ひと通りガイドしてもらえるようだ。ブレンドしてその違いをくらべてみると、格段に飲みやすくなるのが分かっておもしろい。

 

ちなみに②+③+⑤を飲んだとき、ミートソースの風味がして、パスタを食べたい衝動にかられた。②と③だけのときより、⑤を入れた方が、輪郭がはっきりしたのもおもしろかった。味が重層的になる。

 

夫は、「2杯目のワイン〜Netflixとともに〜」というテーマで、ほぼメルローのフルーティワインをつくったそうだ。食中酒というよりは、2杯目以降にNetflixを見ながらスイスイ飲めるものらしい。後から、ブレンドしたワインが送られてくるそうで、ほんとにそうなってるかどうか、楽しみでもある。

 

ほかにも、ガッツリステーキにあうワイン(タンニンがしっかりしたもの)、ゆったり過ごすときのワイン、ビギナーにおすすめできるワイン(渋みの少ないもの)などなど。いろんなテーマで、味を調合してみる。Webサイトのギャラリーをみると、いろんな人のテーマやブレンド比率が見れておもしろい。

 

日本酒でやるなら、フルーティ(カプロン酸エチル系)、フルーティ(酢酸イソアミル系)、生酒系、熟成系、キレキレ系などで、キットにしたらできそうだなぁ。あと、醸造アルコールもつけると、いいかもなぁと妄想がふくらんだ。

 

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ということで、なんだかんだと飲みすぎた。

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今日の燗酒。出羽鶴 純米大吟醸 MAPLE〜美しく燃える森〜。

4年前のものを常温放置。ちょっとヒネてたので、冷やして飲み切るのが正解だった。でも、豚骨スープの豚肉キャベツ鍋と合わせたらいけた。包容力はある。

 

酒量:ワイン グラス1杯、ビール250ml、日本酒燗酒1合