のんべえ手帖

のんべえの日常を綴った日記

ハロウィンでトリックオアトリートするのはイケナイコトカイ?

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餌付けタイム時に乱れるチンアナゴ。※普段はまっすぐです。

ここ最近、立て続けに2人から「岡村靖幸って、いいよね! 最近、聴いてるよ」と言われて、とても上機嫌である。2人はまったく面識のない別方面の友人で、年齢も性別も趣味も違う。同時多発的靖幸ファン続出。いったい、なにがあったのか。

それはそうと、私が「靖幸いいよー」と言ってるときは、ふたりとも「ふーん」という感じだったのに、なんならそのうちのひとりには、布教活動の一環として、アルバム聴いてもらったりDVD見てもらったりして、それでも「ふーん」だったのに。なのになんで今「いいよね!」ってなるの。

それで、なんで「いい」と思ったのかを聞いてみたら、「ほかの人がいいって言ってたから」って。私って、そんなに信用なかったんすかね。ぐすん。

でも、それってけっこうあることだなーとも思う。多方面から「これ、いいよ」って話を聞くと、どうでもよかったものでも興味をもつようになったり、価値のあるものかもしれないって思えたりしてくることがある。あるある。

だから、私の信頼性は問題じゃないんだ。きっと。そう思いたい。で、何が言いたいかというと、いいものは、どんどん「いいよねー」って言うことで、どんどん広まるということ。たとえば、私が「いいよー」ということを諦めたら、ほかの人が「いいよ」って言っても、その効果は小さいわけで。

私は1でも、どこかの誰かが1になって、2になれば、3に増える。だから好きなものは好きと言い続けようと思った。そんな宣言しなくても、勝手に言ってるとは思うけども。

 

jisin.jp

で、本題。「渋谷で若者が暴徒化」というニュースを出張先で見ていた。テレビに映る渋谷のスクランブル交差点の映像は、どこかの町のお祭りみたいに人でいっぱいだった。

一方、こちらは今にも雪が降りそうな秋田の大館市の夜。若者どころか道を歩く人さえいない。なんだろう、この温度差。人がいないよりはいた方がいいし、賑わっているのはいいし、元気がいいのもいい。むしろ渋谷の盛り上がりは、健全なようにも見えた。

もちろん人が集まるとポジティブな活気が集まると同時に、ネガティブな気も集まる。誰の心の中にもモンスターはいて、テンションが上がりすぎると、それが暴れだす。要するに悪ふざけが過ぎてしまうのだ。

そういや「トリックオアトリート」だ。お菓子をあげれば悪さをしないっていうのがハロウィン。であるなら、渋谷の町にお菓子をばらまくというのはどうだろうか。あ、いや、本当のお菓子じゃなくて。お菓子的なものですよ。比喩ですよ。あの騒ぎは、「お菓子をくれ〜」という叫びなんだと思うんだ。

そして、渋谷の町が、お菓子を用意して「どうぞどうぞ」とウエルカムで待ち構えていれば、悪ふざけが好きなモンスターたちは、どこかへ行ってしまうんじゃないかと思うんだ。

酒量:氷結1本