金曜日は、錦糸町の「井の中」へ。尊敬する日本酒ライターの方が、おすすめしてくれた燗酒の美味しいお店とあって、いろいろテンションがあがりすぎて、飲む前から酔っぱらいのようだったかも。いつものことだけど。
お店の名前からして、アレなのだけど、店内にもカエル要素が満載だ。そこはかとなく、感じられるカエル愛。
お酒の種類は、冷酒から燗酒に合うものまで多種多様。この日は完全に、おまかせに身をゆだねさせてもらった。燗酒中心としながら、ときどき冷酒入れて覚醒させる。しょっぱいものの次は甘いもの、永遠という宇宙の循環の中に没入していた。輪廻転生とはこのことかもしれない。よって、何を飲んだか、あまり記憶が定かではない。
どうやら、年代ものの竹鶴の生酛を瓶燗していただいたようだった。2005年とかに低温熟成されたものをさらにお店で、常温で寝かせていたもの…とおっしゃっていた記憶。
美しき茜色。それに爆弾ツクネだったかな。黒いのは。海苔だったかな。海苔に巻かれたホコホコやわらかツクネだったと思う。やわらかく上品な美味しさだったという記憶はある。あ、あと扶桑鶴のぬる燗も美味しかった。また飲みたい。
竹鶴さん、麻婆豆腐にも合いました。麻婆の色は赤いけどあまり辛くなくて、自家製豆腐がめちゃ美味しかった。
なんと、ラストにデザートまで食べたらしい。
後半くらいから「おいしい、おいしい」しか喋ってなかったね、って後で笑い合う、幸せな飲み会。本当に楽しかった。そして、酔っ払った。
思えばカエルとの出会いは10余年。まだ小さなデザイン事務所で働いていた頃、東急ハンズで、カエルのぬいぐるみと劇的な出会いをしてから、アホみたいにカエルグッズを集めていた。あと、水の中にいたカエルが、お湯になったのに気づかずに死んじゃうってやつ。あれが好きだった。いつも、今の自分がそうなんじゃないかと思ってしまう。
その日は、久々に特大級のカエルのぬいぐるみと一緒に寝た。夜中に暑くて目を覚ました。
酒量:countless