イレギュラー系酒業界の有名人、あのcongiroさんが主催する、毎年恒例、噂のイベントへ参加した。「絶対、楽しいぞ!」という力強い太鼓判があったので、かなり期待してウコンの力も飲んでいった。
生熟燗、つまり、生酒を熟成して燗をつけて飲むという、七面鳥もツリーもトナカイもないクリスマス。車もそれほど走っていない高田馬場と下落合の間くらいにある、かがやかしいしゃぶしゃぶ屋さん「かがやき」で行われた。


夜の部は、告知したその日に埋まるという人気ぶり。すごい。
ひとり一本ずつ、熟成した生酒を持ち寄って火入れする。参加者が20名くらいだから、20本以上のお酒があったことになる。びっくりしたのは、このイベントのために北海道から来た人もいたこと。あまりにびっくりして、その方の写真を撮ってしまった。
集まったのは、生酒は冷蔵して飲むというなんとなく蔓延している風潮を鼻で笑ってふきとばす、猛者たちばかりだった。
ちなみに私がもっていったのは、秋田清酒の刈穂「春 kawasemi」のうすにごりの無濾過生、約3年熟成。本当は2016年と2017年のふたつあって、飲み比べようと思っているうちに機を逃してしまっていた。フレッシュでさわやかな春の風を感じてもらおうと思ったのだけど、猛者たちの持ち込んだ酒のなかで、かわせみがビビってるように見えた。
0度の状態で保存してたので、ほぼ変わってなかった。ちょっと黄色が濃くなったかなーくらい。崩れていなかったのはすごい。ふつーに美味しい。でも燗酒にするとちょっと苦味がでるので、向かないなーみたいな。ここに持ち込むべき酒ではなかった。たぶん。許して。
なかには、ミルクティ色したものや公開していいのか悩むものまでいろいろあった。すごかった。てか、ビールもあった。一番飲まれている酒だから、国酒、つまりは日本酒というすごい理屈だった。思わず納得してしまったけど、だいぶ力技ですね。




で、美味しいしゃぶしゃぶ鍋を食べながら、おもしろ燗酒を飲みながら…という輪廻転生を繰り返し、当然のように記憶があまり定かではない。食べたのは、松坂牛だったか、神戸牛だったか、それすらも。


とにかく、そう。グレープフルーツのように酸っぱいものから、コーヒーとか紅茶みたいに、渋みのあるものまで、そのバリエーションの豊かさにただ驚くばかりだった。
生酒の熟成酒を持ち寄って、燗酒を飲みながらしゃぶしゃぶを食べるクリスマス会へ。熟成を経て七変化しながらも、隠れもつ個性を発揮するお酒たちに感動! みんな世界に一つだけの花だった。あと、松坂肉マジうまかった! pic.twitter.com/eAfNYsm84p
— 橋村 望 (@KIKIZAKEJP) 2018年12月15日
ひとりひとり持ってきたお酒の紹介をした。そうやって聞くと飲みたくなるっていうのがいっぱいあって、その後、ホットスポットでいろいろ飲んだ。




最後は、プレゼント交換。なんか、そういう行事、最近なかったから、めっちゃうれしかった。プレゼントいいね。
私がもらったのは、わっしーさんの持参したプレゼント。「当たりだ!」って、いう声が聞こえてきた。わーい!
その後も閉店時間までいろいろ飲んだ。




まつのことぶきが、チョコレートみたいで美味しかった。念願のミルクティも飲めた。あと日本酒を飲んで「渋い」って思うことがあんまりなかったので、それは発見だった。 渋いっていいね。大人の味だね。
ということで、とても、アンダーグラウンドな大人のイベントだった。楽しかった!
主催のコンさん、参加者のみなさま、ありがとうございました〜。そして、おつかれさまでした! 最後まで読んでな。
あ、いっこ忘れてた! どなたが持参したものかはっきりしないのですが、こちらの貴醸酒をいただきました。美味しかったです。もう返せません。すみません。あとネギッコのCDもいただきました。聴きます!
酒量:たくさん