のんべえ手帖

のんべえの日常を綴った日記

「米俵吟蔵」は、ガチで日本酒好きの女将が素晴らしかった!

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神田駅の繁華街から少しはずれにある「米俵吟蔵」さんの名物女将。

忘年会、秋田での年越し、そして新年会。12月から1月にかけて、気づいたらずっと飲んでる。ちょっと飲み過ぎじゃないかと、不安になってきた。アルコールが体内で分解して発生するアセトアルデヒトはDNAを傷つけるとか、お酒が体に悪いことはすでに証明されている。でもお酒は美味しいし、人に会うのは楽しいし。よってやめられない。

 

ということで「米俵吟蔵」。日本酒好きグループからのお誘いで訪れた。日本酒大好き集団なので、うんちくは語らないけど、飲んでいると酵母当てや米当てクイズで盛り上がったりする。でも今日のお店は、女将に嫌がられるかもしれないからガチ感出さないようにと、幹事から言い渡されていた。

で、行ってみたら、女将が一番ガチだった。元旦に農口尚彦研究所へ、アポなし突撃で訪れてしまうくらいのガチさだった。女将いわく「外観を見るだけでよかった」。それで、研究所のまわりをうろうろしてたら、入る?って言われて、蔵見学もできて野口杜氏にも会えたそうな。もってる。

 

お店では、飲み放題のコース5000円で、80種類の日本酒が飲める。メニューを見ると、銘酒がずらりと。さーどうするか、ってなったときに、一升瓶を片手にもった女将が、「まずは、これよ!」とおもむろに片口にドバドバと注いでくれた。そして、飲み放題だけど、さいごまですべて女将の采配で、コース仕立てでお酒が提供されたのだった。

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めくるめく日本酒たち。なんの流れかみりんも入ってる。このくだりは忘れた。そして、お料理の写真がいっこもない。けど、肉も魚もでた。さいごは、なにかの白身魚の炊き込みごはんもでた。美味しくってお腹いっぱいの満足感だけは覚えている。

いろいろわかったのは、女将が農口杜氏の大ファンだということ、好きな銘柄は、飲む用、売る用、寝かせる用の3本買うということ、家に日本酒専用の冷蔵庫が3つあること、栄光富士が大好きなこと、而今と新政はほぼ全種類もってるということ、鶴亀のTシャツ着てるけどそんなに好みではないこと。

そんで、夜な夜なお酒を外に出したりして、味がのってる状態をつくりだして提供しているという徹底ぶりだった。つまりノリノリにノッてる酒ばかりだった。まるで女将のように。

 

あと、インパクト系が続いたあと、田酒でニュートラルにもどすとか、キレキレの刈穂を間に入れるとか、お料理にも合わせつつ、飲み飽きしないように仕立ててくれた。勉強になる!

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而今の詰まった冷蔵庫

冷で飲む系が多いとか偏りはあるものの(飲まなかっただけでメニューにはあったかも?)、女将の日本酒への偏愛っぷりに大満足! 自分で選びたいんじゃーって人は、苦手かもしれないけど、流されるままに楽しむのもたまにはいいんではないかな。

酒量:たくさん