のんべえ手帖

お酒にまつわるいろいろ

両国の「すみだ北斎美術館」で画狂老人卍の人生を知る

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両国にあるすみだ北斎美術館。手前の遊具までアートの一部のよう。

行ったのは少し前。この近くのスーパー銭湯に行ったついでに寄ってみた。2016年にできたらしい。両国って、駅前に大きな観光施設がたくさんあって、インバウンドに力を入れている雰囲気がすごい。

 

せっかくだから、両国江戸NOREN(江戸のれん)の東京商店にも立ち寄ってみた。

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東京の日本酒がおちょこ一杯200円〜飲める!
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空きっ腹に飲んだので、けっこうきいた。

 

で、画狂老人卍に話を戻して、美術館、すごくよかった! おすすめ。

フロアによって常設展と企画展が分かれていて、どっちも良かった。8月25日までやっている企画展は、アメリカのフーリア美術館の協力によって、門外不出の作品が見れるもの。北斎の作品のすべてについて、正直あまり詳しくはなかったのだけど、楽しめたのだからよし。

 

企画展の試みとしては、高精細デジタルの複製画と肉筆画を比べる、みたい粋なことをやっていたらしい。でも、あまりそこは考えずに、純粋に楽しだ。北斎って富士山の絵が有名だけど、こんな絵も描いてたんだなーという発見があった。私がよく知らないってだけかもしれん。知らないって、いいね。特に、動物を描いた絵が良かった。犬とか鳥とか、めちゃめちゃかわいい。「十二ヶ月花鳥図」という作品らしい。なんとなくだけど、若冲と共通するものもある。動物に対する愛が感じられるところとか。

 

常設の方は、北斎の作品を年代を追って紹介。若い頃の作品の中には、波の形が違っているのもあった。臨場感のあるいつもの鉤爪みたいなギザギザになってない!(撮影可のやつ↓)

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波の形模索中のとき?

対して、晩年の絵は、めちゃめちゃ細かいところまで描ききっている。あと、ファンタジー色もある。龍が飛んでいるのは最後の作品だったかな。こういうのを見ると死期を感じていたのかなぁとか邪推してしまう。

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晩年になればなるほど中二っぽさ全開なのはなぜだろう。

あと、滝沢馬琴の小説の挿絵を描いている時期の作品も。普通、絵師は、小説家の注文どおりに描くらしいけど、北斎は、馬琴の要望を聞かなかったとか、「そういう絵はおかしい」と逆に注文をつけたりとかいうエピソードも紹介されていておもしろかった。

 

めちゃめちゃリアルな蝋人形みたいなのもあってびっくりした。

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娘の栄(応為)さんと。北斎先生がちょっとだけ動くのが怖かった。

暮らしぶりは質素だったようだ。売れっ子なのに。あと、北斎は、生きている間たくさん引越ししたらしい。掃除は嫌いだったようだ。

 

北斎こと、画狂老人卍の人生は、NHKの特番で詳しくやってたそうだ。でも実際に絵を見るという時間と空間っていいな。動画が時間芸術だとしたら、静止画は空間を楽しむ空間芸術なんじゃないか。

 

あ、両国のスーパー銭湯「江戸遊」新しくっていい。けっこう空いてるし。「湯ワーク」という名のワークスペースも充実しているので、ノマドワーカーにおすすめ。男女別だけど、会議室もあるっていう。一緒にお風呂に入ったあとに、打ち合わせとか。腹をわった話ができるんじゃないかな。

 

酒量:ビール1杯