壱岐3日目。海にも山にも、ぐねぐねした道にも慣れてきた。コンビニもあるしマツキヨもあるしイオンもある。壱岐は、車さえあればけっこう住みやすい町だ。
この日は、楽しみにしていた重家酒造さんの焼酎蔵の見学。壱岐焼酎「ちんぐ」「雪州」「確蔵」などをつくっている蔵だ。
蔵は午後からの予定なので、午前中は原の辻(はるのつじ)遺跡へ向かった。
壱岐は、韓国とか中国の大陸へ渡るための要所だった。壱岐ではなく一支と書かれ、一支国として栄えていた。「古事記」にも残っているとか。町のあちこちに、古墳や神社や遺跡が多いのも頷ける。
原の辻(はるのつじ)遺跡は、一支国を再現した場所。王様の家とか、長老の家、大使が寝泊まりする家、みんなで寄り合う場とか見張り台とか、食料庫とか。さまざまなものをシェアしあって、大きな家族みたいに過ごしていた様子がわかる。
だだっぴろい台地なので、風がビュービューふいてた。その頃、台風19号のニュースがではじめ、もしかしてその影響かと思ったけど、たぶん関係ない。
田んぼでは、真っ黒な古代米を栽培していた。
なぜか分からないけど、古代米を前にテンションあがった。
入館者100万人目のグループになった!
この後、記者会見があったりインタビューがあったりとおおわらわ。地元新聞にも載ったし、たくさんお土産をいただいた。
壱岐出身者は代表として、一支国博物館永久パスポートをゲット。あと人面石のレプリカとかクッキーとかもりだくさん。わたしは展図録セットをもらった。
そもそもこの博物館に来たのは「人面石」が発端。友人がガイドブックで見た人面石に一目ぼれして、どうしても人面石クッキーをお土産にほしいとの要望があり訪れたのだ。
人面石は、葬式などの祭器として使われたものらしい。驚いたような顔が、ゆるキャラでかわいい。どこか虚無っぽさがあるのもいい。
壱岐のたどった歴史がサクッと分かるし、じっくり知りたい人には解説付きで教えてもらえる。一支国博物館も壱岐に行ったら一度は行ってみてほしいところだった。
よし、重家酒造さん焼酎蔵は、次回また!
酒量:ここまで0