のんべえ手帖

のんべえの日常を綴った日記

海外ドラマ『SUITS』をNetflixでシーズン7まで観た(ネタバレあり)

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メリー・クリスマス!(過去形)

『サンタクロースっているんでしょうか?』という本が、小さい頃家にあった。本好きの母親が買ってくれたもの。小学校低学年の頃、そのタイトルを見て、サンタクロースがいないことを悟った。本当にいるんだったら、そんな疑問が出るはずがない、と当時の鼻たれ小僧は思ったよね。ネタバレのようなタイトルだけど、目に見えないものの大切さを語りかける本。内容はまったく覚えていないけど、たぶんいい本だったと思う。

 

ところで、かねてよりちょっとずつ鑑賞してきたアメリカの海外ドラマ『SUITS』(ふたりの敏腕弁護士がNYで活躍する話)をようやく観終えた。WOWWOWで、シーズン8まで見れるらしいけど、やっとNetflixでシーズン7まで見終わった。感無量。

www.suits-tv.jp

 

シーズン1から7まで、いろんなことがあった。一度見たものは映像のように覚えられるという天賦の才をもつ無資格の弁護士マイク・ロス(若者)と完全無欠、超敏腕弁護士のハービィ(イケてるおっさん)のふたりのバディもの。ふたりは、信頼しあっているものの何度もぶつかっては離れたりくっついたりを繰り返し、最後はマイクが恋人のレイチェルとふたり、シアトルで新しい事務所を運営するということで離れることになる。さよなら、マイク。レイチェル役のメーガン・マークルさんは、昨年、英国のヘンリー王子と結婚したそうだ。ふたりが降板する理由はそれだけではないらしいけど、シーズン8に、マイクの顔はないのは、ちょっと残念。

 

悲しい気持ちもあるけど、しょうがない。私はマイク&レイチェルよりも、ハービィ&ドナのカップルが気になってしょうがない。友情とか恋愛とかいろいろ超えた老夫婦みたいな他人っていう感じ。これからどう決着をつけるんだろう。SATCのキャリーとMr.BIGほどに気になる。シーズン9がラストらしいので、最後まで見届けたい。

 

ちなみに、これまでで一番好きなシーンがある。見たものすべて記憶できる天才マイクだけど、あるときレイチェルに「冷蔵庫に何が入っているか覚えている?」と聞かれて、まったく覚えていなかった。それは、ある裁判を解決するキーとなる話だったので、その場はレイチェルのナイスアイデアに盛り上がっていたのだけど、その後、自宅でマイクが冷蔵庫を開いてジッと中を見ているシーンがあって、レイチェルが帰ってきて、「何しているの?」と聞くと、「オレの映像記憶能力が衰えたかと思って…」とつぶやく。

マイクというキャラの根幹をなす「映像記憶能力」を無視したストーリー展開を、あとから回収したということなんだろうけど、なんか、自信満々な人が自分を疑うとこって、いいなーと思う。ちなみに、ああいう能力は年とともに落ちるものなのだろうか。

 

ところで、英語学習に海外ドラマを使えないかなーと思って、何度も試みていて気がついた。何度も観たいと思う映画はあるけど、ドラマ系は少ないかも。すぐ飽きた。クオリティはどちらもすごいと思うけど、ストーリーの凝縮度が高い映画の方が何度も観たくなるものが多い。ドラマは、全体の流れやキャラクター、続きがどうしても観たくなる仕組みが大事であって、映画とポイントが違う気がした。知らんけど。

 

酒量:ワイングラス1杯 日本酒半合 ビール2杯