のんべえ手帖

のんべえの日常を綴った日記

100日という時間、100という数字

f:id:skyfrogs:20200226214051j:plain

2月にインフィニット(分析コース)で出た酒。

「100日間おなじ商品を買い続けることでコンビニ店員からあだ名をつけられるか。」というnoteの記事がfbでシェアされていて、みんなに「おもしろい!」と絶賛されていたので気になって読んでみた。最初「くだらんやつか?」と思ったけど、なんとも味わい深くおもしろい。

note.com

 100日間〜という記事のタイトルどおり、100日間同じコンビニで同じ商品(ビスコ)を買い続けたら、コンビニの店員さんからあだ名をつけられるのか、お題について実験・検証するレポート記事だ。記事では、3つのコンビニで同じ実験をしてその様子を細かに描く。てか、同じ時間で同じ店員さんだったら、3日くらいで覚えられそうだけど、覚えたうえで、あだ名をつけるか否かはまた別の話なのか。

 

おもしろいのは、100日かけた分の人と人との関係性の変化が見える…などという普遍的なことをあっさりと超えて、個別のケースで個別の出来事がおきていたこと。

コンビニによっては、100日を待たずに店員さんに辞めるかも…と打ち明けられて、あだ名のことを聞くタイミングを逃しそうになったり、100日たって実験だったことを打ち明けたら、もう来なくなるの?と店員さんに寂しがられたり。実験によって起きた副産物には、一般化できないおもしろさがある。レポートというより小説を読んでいるような気持ちにもなった。

 

自分も家から一番近くのコンビニには10年以上通っているので、もしかしたら店長さんや店員さんに顔を覚えてもらっているかもしれない。もしかしたら、私も「財布忘れていった人」とかあだ名つけられているかもしれない(あとスマホも忘れたことあるから、もしかしたら「忘れっぽい人」かも)。とはいえ、確信はないし、なんかそう思うのって自意識過剰すぎるだろって、思ってしまう。でも、ちょっと聞いてみたい気もする。

 

そんな日々のちょっとした「気になること」を、実験という形で探ってみるってのは、なるほどおもろいな!と思った。

 

で、今気になっているのが、Twitterの日めくり漫画「100日後に死ぬワニ」。今日で死まであと16日。ワニのなにげない日々が、すごくキラキラしてみえて愛おしい。

ちなみに、お百度参りとか、百日祝いとか、100という数字に特別な意味を感じるのはなんでだろう。100本記事を書くとか、100本酒を集めるとか。日本人のDNAに刻まれた100という数字の謎をぜひとも検証してみたい。

 

酒量:ビールコップ1杯 日本酒0.5合