のんべえ手帖

のんべえの日常を綴った日記

辛い!酸っぱい!ネパール民族料理「カスタマンダップ」へ

大塚にあるネパール民族料理「カスタマンダップ」へ。普段は激混み店らしいけど、不謹慎ながらこの騒動に乗じて空いてるところへ行ってきた。

 

扉を開けた瞬間から、そこは異国。

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頭にドクロがのってるけど魔除けかな。店内の装飾は、なんというか…仏教の香りが色濃い。インドとかトンガとか東南アジアの集大成のような雰囲気。

 

ネパールのビール「ネパールアイス」で乾杯!

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糖類添加ビール。「取扱い上の注意:日なたを避けて丁寧に。」

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注文したのは、ネワール民族の料理のネワリボジセット。セットメニューがいろいろ選べてけっこうお得だと思う。一見したところ、なんだかよく分からないところが、異国感あふれてて好奇心をかきたてる。

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真ん中のは、サラサラした干し飯。サーラの葉でできた皿は、厚みがあってしっかりしているので汁ものがのっても大丈夫そう。周囲を取り囲む小さいお皿は、カレー、アチャール(漬物)やコクを出すための調味料、デザート、ヨーグルトなどいろいろ。

 

なにせ一番謎だったのが、この左から2番目の汁。すすってみると、酸っぱくてしかも硫黄の香り。いったい何に使うの?

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ネパールから日本に来て3年目の店員さんいわくネパール語で「バンクア」というもの。なんでも整腸効果があるので、ネパール人は食後に飲むのだそう。漢方のようなものかな。

酸っぱくて温泉たまごみたいな味がするので、飲むたびに、般若のような顔になる。でも、明日の朝の胃腸がスッキリしているかもしれないから、がんばって飲む。

 

デザートの甘いお菓子は、穀物っぽいドーナッツを蜜に浸したサバランケーキのようなもの。これも珍しいな。

 

ネワリボジセットには、ネパールのお酒お試しサイズで付いている。どぶろくのような醸造酒「チャン」と蒸留酒の「ラクシー」どちらか選べる。ラクシーにしてみた。

 

黄金の器から注がれるラクシー。写真はネパール人の店員さん。名前聞くの忘れた。片言の日本語だけど、親切にいろいろ教えてくれた。

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この金属の酒器で飲んだので、金属っぽい味がした。はからずも鉄分摂取。

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ラクシーは、ネパールの米焼酎。器の金属感が強すぎて、ちょっとよく分からなかったけど、少しクセはあったかも。これは正調粕取り系? 

 

他にも珍しいメニューがいろいろあった。干しマトンスパイシー炒めは、マトンのジャーキーにトマトなどの野菜、辛い調味料がまざってたもの。ジャーキーの濃くて凝縮した味。トマトの酸味と唐辛子の辛さがあって、ビールにぴったり!

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調子にのって、ネパールの醸造酒「チャン」も注文。こーんな感じで提供してくれる。空気に触れさせるのが美味しさのポイント。

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ネパール人は、家でつくってよく飲むのだそうだ。なんだかありがみを感じるのは、器にそこはかとない配給感を感じるからか。

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味は、すっぱくて薄い! 度数も低そう。舌にピリッとくる発泡感があって爽やか。

 

形は小籠包だけど、ネパールの餃子モモ。辛いスープにつかったスープ餃子。これはうまーい!!

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繰り返すようだけど、普段は、日本人がひとりもいないくらい異国の人で満席らしい。ネパール料理について、いろいろ話を聞けたのも貴重だった。もしかしたら、今のうちに、普段なかなか入れない店に行った方がいいんじゃないかなって思った。ここは値段も異国情緒漂う雰囲気も申し分ない。また来る!

 

酒量:ビール1本 ネパール焼酎1杯 ネパールどぶろく1杯