のんべえ手帖

のんべえの日常を綴った日記

路線図って、見ているだけで旅情を誘う

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とても尊敬する友人が、2冊目の本を出した! ということで、神保町の書泉グランデトークイベントへ行ってきた。これは、電車好きはもとより、旅好きの人にも響くのではないだろうか。

 

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本には全国各地の路線図が掲載されている。東京や大阪など都心の複雑な路線図もあれば、同じ日本?と疑うほどのどこかの地方の知らない路線図もある。

 

路線図の本って、実は少ない。こういう世界は、まったく分からなかったのだけどそうらしい。奥付を見ると、掲載協力会社の数が半端ないので、掲載許可をとるのが大変そう。

旅先で見かけるなにげない路線図にも、それを作った人がいて、なにげに著作権も存在する。それ以上に、各社の要望もちょいちょいあるようだ。

トークショーは、制作裏話が多く興味深い。著者3名のそれぞれのお気に入りのポイントから、素材をまとめるデザイナーの苦労したところまで。幅広い視点で、各々の路線図愛を熱く語りつつ笑いのツボを押してくる。マニアの意外な視点って、ほんと面白いなー。

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たとえば、路線図の色にはなんとなくの法則がある。各駅はグレーで、快速はブルーかグリーン、早くなるにつれて暖色系になる。でも、歴史的な流れの理由から守れなかった例外もあったりする。著者の方々は、「そこが気になる〜」と熱く語る。ほかにも、広角レンズで撮影された路線図をいかにデザイナーが資料的に誌面に補正できるかなどの変遷も興味深い。

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トークショーでは、この本の楽しむための新たな視点を教わったように思う。

 

でも、なーんにも考えないでただただぺらぺらとめくっていても楽しい。知らなかった路線図を見るとその路線の電車に乗ってみたい、という理由で旅にでたくなる。あと、単純に、自分の地元の路線がでるだけでもうれしい。

ページをめくり日本各地に思いを馳せるだけで、酒がすすむ。

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よって飲みすぎた。
月ようから、楽しい夜だった!おやすみなさい。

 

酒量:ワイン1.5本くらい?