のんべえ手帖

のんべえの日常を綴った日記

ホロリとくる痛快クライムもの『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』

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司牡丹の昨年のしぼりたて。レマコムで冷え冷え保存。昨年3月、高知に行ったとき、飲み比べようと思って買ったもの。前はピリピリとしたアルコールの刺激が強くて、両者の違いがわずかだったけど、1年たってぜんぜん違う方向に個性がでてきた。

米原酒は、酸とコクがハッキリと、純米吟醸原酒はカプロンさんの甘まるみがでた。精米歩合は65%と60%でそんなに変わらないけど、使ってる酵母の影響がこんなにはっきりとでるんだなぁ。おもしろい!

 

通勤時間が、料理を作るか映画を観る時間に変わった。ので、たくさん観てる。

本日は、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』を観た。20年くらい前の作品。

お花畑でかわいい女子が「私を捕まえて!」うふふ、みたいな恋愛映画かと思ったら、スティーブンスピルバーグ監督の世にも奇妙な、痛快クライム映画だった。

16歳のある実業家の息子が、両親の離婚をきっかけに家出して、小切手を偽造する詐欺師となってFBIとアメリカ中を追いかけっこする。しまいには、ルパンと銭形みたいな、友情めいたものまで生まれる。

役者も良い!天才詐欺師にレオナルドデカプリオ、追いかける役にトムハンクス。若き日のレオ様は、どこか今は亡きリバーフェニックスのような鋭さがあって惹かれる。

 

そんなことしたら見つかるよ〜のドキドキハラハラシーンも良かったけど、逃げ続けるだけで、平穏な当たり前の幸せや帰る場所を失った主人公の孤独が浮き彫りになっていくあたりもいい。

本当はだれかに、両親に、捕まえて欲しかった、壮大な犯罪の根源にはただ愛されたかった子どもの気持ちがある。そんなヒューマンドラマもしっかり描かれているので、最後にホロリとくる。泣ける…!!

そんで、これが自叙伝をもとにしてるとは、驚き。こんな16歳いるんかい!というくらい、人を欺く手法や偽造の技術は、職人というか天才,

 

好きな映画がまたいっこ増えて、たいへん満足。見ごたえあったなー。

 

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そんなとこで、キャッチザカラオケガエル!

おやすみなさい。

 

酒量:日本酒半合