ロンドンに拠点をおく世界最大のワイン教育機関WSET。たしか3年前くらいから日本酒のコースWSET SAKE Level1、Level3ができた。(なぜかLevel2はない)
「いつかチャレンジしたいな!」と思いながらも、SAKE Diploma International に落ちてから、自分の英語スキルに絶望→いじけていた。が、しばらくして傷口も癒えたので「出直しだ!」と受けてみることにした。
ソムリエ協会SAKE Diplomaは、テキストだけ送られてきてあとは自主学習が中心。WSETはセミナー受講してからテストとなる。Level1は1日だけど、Level3は半年ほど通って7回(たしか)授業を受けてからのテストとなるので、まだまだ先。
本当4月から始まる予定が、コロナの影響で6月スタート。土曜日からはじまった。
しばらく英語強化期間で中学文法からやりなおしたり、テキストを先にもらって単語だけ予習したりしていたので授業はなんとか受けられた。
参加者は、酒業界で活躍する人、酒造会社、レストランで働く人もいれば、仕事はお酒に関係ないけどSAKE大好き、なにか関わりたいと思っている人も。あと、日本酒の知識があって英語が不足している人、その逆の人などいろいろ。
初日はテイスティングについてを学んだ。WSETがもつテイスティングのスケールは、利酒師のと大きくは違わないけれど細かな点で違いがある。一番の違いは、余韻の長さをどこで見るか。WSETは余韻を香りで捉える。利酒師の場合も含めて、日本酒の余韻は旨味の部分で捉えることが多ように思う。ワインは飲んでいるけど、日本酒慣れしていない海外の方が、日本酒を飲んだときに、香りの部分を重視して捉えるのかな。なんにせよ、WSETではワインのテイスティングの考えがもとになっているようだ。
そんなこんなで考えてたら逆にワインのことがもっと知りたくなった。なんとなく、ワイン沼は怖い感じがしてたけど、もともと好きだし。てか、酒好きで嫌いな人いるのかな。ワイン飲みすぎると頭が痛くなるっていう人はいたな。ただ飲むだけでも楽しいけど、いろいろ知って飲むとそれもまた楽しいってもんだ。
WSETでもうひとつおもしろいなぁと思ったのが、お酒の状態に評価をつけること。faulty、poor、acceptable、good、very good、outsatandingと劣化以外は、5段階で評価する。そういう評価付けに対して、なんとなく反発する気持ちが湧かなくもないけど、それより、なぜそうするのか?ということに興味が湧いた。あと個人的に、達磨正宗の3年古酒が、最も評価の高いoutsatandingだったことが、なんかうれしかった。
酒量:日本酒 2合〜?