のんべえ手帖

のんべえの日常を綴った日記

献杯

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コロナ禍に不幸な事故に巻き込まれ、もう会えなくなってしまった友人を偲んで集まった。昨日が彼の誕生日だったと、持ち主のいなくなったFBがみんなにお知らせしてくれた。やっと集まれたメンバーで、天国について話した。彼は今、何をしているのだろう。天国なんだから、きっとお酒飲み放題のすてきな世界だろう。でも、人が想像しうる天国は天国ではない、と誰かが言った。天国とは欲望のない世界なのではないか。光の粒みたいな場所なのではないか。だとするとお酒を欲することもないのでは? 人と天国について話すのは初めてだったから、少しどきどきした。それでも自分の想像しうる天国は、人と一緒にお酒を飲んで楽しい気分になれることだと思った。今の時点では。

さよならも言えずに、人は突然いなくなってしまうのだな。生前、彼が好きだったお酒を飲んで、いつも目がきらきらしてたよね、とか彼についてたくさん話をした。もしここに彼がいたら、ニコニコしながらこのお酒を喜んで飲んでくれただろうか。きっと飲んでくれたはず。私はずっと泣きたい気持ちだったけど、今日は笑ってさよならを言おう。

 

酒量:ビール500ml 日本酒たくさん