勝っても負けても、全部楽しかった。レバンガ北海道のシーズン記録

バスケは昔から好きだけど、シーズンを通して観たのは初めてだった。
Bリーグがどんなものかもよく知らないまま、とりあえず、レバンガ北海道のファンクラブに入ってしまった。
2023年のWカップ、あのフィンランド戦で3ポイントを決めまくり活躍した富永啓生選手。彼がGリーグから日本に戻り、北海道に行くと発表があったとき、絶対に応援しようと決めた。
パリ五輪ではあまり活躍できず、ディフェンスが弱いとか、いろいろ言われていたけど、富永選手の3ポイントシュートはやっぱり特別なんだよね。
生で観たいじゃないですか!
10月18日。札幌で初のホーム戦。
2025年の10月から2026年5月初旬頃までレギュラーシーズンとして全60試合を戦います。
レバンガは10月4日に名古屋ドルフィンズ、広島ドラゴンフライズなどAWAYで5つ戦ってきて、ついにホームでの試合。

会場でバスケを観るのは初めてだし、バスケのために北海道に行くのも初めてだった。

1階アリーナ席。思ったよりコートが近い。
音楽が流れて、ダンスが始まったりして、ライブ会場のような雰囲気。

Bリーグは、1Q(クオーター)10分、4Q制。
2Qと3Qの間に20分休憩がある。選手紹介とかいろいろ除くと、試合全部通して2時間半くらい。
映画一本観るくらいの時間だけど、展開が早いのでまったく目が離せない。体感速度としてはあっという間。
ファイティングイーグルス名古屋とのホーム初戦は、74-91で敗戦。
残念。
ほろ苦の初観戦となった。

応援が初めてすぎて、大きい声を出せず、拍手のみ。半ば傍観だった。ごめん。


同じチームと土日2戦を戦います。
2日目は、2階席にした。コートからは少し離れるけど、このくらいの距離感が自分は応援しやすい(声出しやすい)。それ以降は、アリーナではなく2階席を取っている。
翌日は90-74で名古屋に勝った!

めちゃくちゃ盛り上がった。
勝利って、半端なく気持ちいい!

富永選手は、両試合とも3ポイントはそこまで決まらず、というか、そもそもあまり打たなかった。けど、2ポイントシュートはしっかり決めて会場を沸かせていた。
とかなんとか言ってるけど、実は、あまり記憶にない。
応援してると、試合をじっくり観る余裕がない。解説もないし。
画面で観るほうが選手が近かったり理解が深まったりする。
そのかわりに、シュートが決まったときの盛り上がりや一体感はすごい。
そして勝ったときは、家で観てる100倍うれしい!
感情を倍増させる装置。それがアリーナの役割なのかもしれない。
現地での観戦はやっぱり格別!


それから、東京近辺で行われたAWAY戦にも行ってみた。
サンロッカーズ渋谷戦。84-58で勝利!



AWAYでも緑のレバンガユニフォームを着る。声は届かなくとも色は目に入るから大事!
この頃、レバンガ北海道は12連勝の快進撃を続けていた。
強い。レバンガの歴史を知るBリーグファンや有識者からすると、これまでのシーズンでは考えられない快挙だそうだ。
しかし、大差をつける勝ち方ではなく、ギリギリの接戦を制するような劇的勝利が多く、心臓にとても悪かった。
まるでホラー映画を観てるかのように、手に汗握る試合が多かった。
もはや勝つのが当然くらいに思っていた頃に迎えたアルバルク東京との戦い。


土曜は59-81。連勝がストップした。 富永選手の3ポイントも封じられた。
「リベンジなるか?」の日曜も、惜しくも80-84の痛い2連敗となった。
毎度といえば毎度だけど、富永選手へのマークはきつい。どうにか打開しようと、無理矢理なシュートが増える。さらにほかの選手もシュートがあまり決まらなかった。
対して、アルバルク東京は、ディフェンスがとてもうまいチーム。
試合の勝敗やチームの底力は、シュート力だけでなくディフェンスのうまさもかなり重要であることを知る。ディフェンスは地味だけど大事。
それにしても勝つとあんなに楽しいのに、負けるとなぜこんなにも悔しいのか....。
悔しすぎて一週間くらいはハイライトの動画を観れなかった。
応援って、実に無力だ。
2026年新年初の試合は、川崎ブレイブサンダースと。
実家で観ていた土曜の試合は勝利した!



しかし、残念ながら自分が観戦した日曜は69-79で負けてしまった。
え、もしかして自分が行くから? みたいな気持ちになってしまった。
2月の三河戦には雪のため行けなかった。
少し前に、数千人が千歳空港で一夜を明かす大雪があったため、もしもを考えて簡易寝袋を持っていったが、まさかの成田で雪のため飛行機が飛ばないという。無念すぎる結果に。

そして2戦とも揃って黒星......。
チームのキャプテンであるKJ(ケビン・ジョーンズ選手)が、1月の宇都宮戦で親指を骨折し、戦線離脱したことは敗北の大きな要因だったと思う。
KJは、3ポイントもうまく、シュート力は申し分のないうえ、攻守バランスよく、なによりチームをまとめてくれるベテラン選手。KJの存在がチームの中でどれだけ大きかったかと思い知らされる。
バスケはコートに5人しか立てない。シュートを決めきる、ゴールを守るという個の力もめちゃくちゃ大事だけど、個の力の歯車がうまく噛み合ったときのチームの力がやっぱり一番大きい。
そんな気づきもあって、試合をずっと観てるうちに、レバンガの選手全員好きになった。
チームは、誰か一人欠けても成立しない。
だけど、誰かが試合に出られないから負けた、という言い訳はしてはいけない、と選手やヘッドコーチ、みんな言う。その姿勢はかっこいいと思う。
コンタクトが激しいスポーツだし、シーズン中に怪我で離脱する選手も多いし、他のチームもみんな一緒なんだと思う。
3月の横浜アリーナでの横浜ビー・コルセアーズとの試合。
怪我から復帰したKJが3ポイント爆発。大活躍しての勝利!

元横浜DeNAベイスターズの三浦大輔さんが来場し、鐘を鳴らしていた。
日本代表の安藤誓哉選手の3ポイントもすごかったが、4Qの大事な場面で理不尽スリーを決めきった富永選手もすごかった。
この日も最後まで分からない試合。心臓がおかしくなる。
まだ肌寒い3月の札幌。宇都宮ブレックスとのホーム戦を見に行く。

東アジアの強豪クラブが対戦する国際大会、EASL(東アジアスーパーリーグ)で優勝したばかりの宇都宮ブレックスとの2戦。

前日は94-104で10点差の黒星。
負けられないリベンジ戦の日曜には、熱い試合展開を見せてくれた。
まず2戦を通じての富永選手の活躍がすごかった!彼は相手が強いほど活躍する。
1戦目は、強固なディフェンス陣にガッツリマークされながら36点のシーズンハイ。
残り1分を切っての3ポイントを連続で決めるメンタルの強さよ... 。
2戦目は、富永選手のシュートもよかったけど、アシストも光っていた。ディフェンスを複数ひきつけてパスからのヒサタケ選手のダンク。
何度みても、やばい。

宇都宮は、今期のMVP候補でもあるニュービル選手をはじめ、日本代表の比江島選手、若手の高島・小川選手など力のある選手も多いけど、なによりチーム仲が良くて雰囲気がすごくいい。好きなチームになった。
この頃辛かったのは、いつもリバウンドをたくさん取ってくれるハーラー選手の負傷。3月11日のサンロッカーズ渋谷とのホーム戦で、相手選手の肘が喉に入り、喉の軟骨を骨折した。本当に痛そうで、こちらも辛い気持ちになった。
同時に負けも続いた。
今期のチーム目標として、レギュラーシーズンを通して上位8チームだけが行けるCS(チャンピオンシップ)を目指していたわけだけど、黒星が重なったことでだいぶ厳しくなってしまった。
4月。1か月札幌に滞在しようか、何度か迷った。
毎試合現地で応援したかった。
それくらい観たい試合が多かった。
現在、西地区1位の長崎との2連戦を1-1で終え(この長崎戦もすごかった!現地で観たかった)
迎えた千葉ジェッツとのホーム戦。

元NBAで活躍した渡邊雄太選手、日本代表で長年ガードとして活躍する富樫勇樹選手、他にも日本代表メンバーの原選手や金近選手。日本人タレント選手層が分厚すぎる千葉ジェッツ。
1戦目は、94-104と10点差で敗北。
試合中は、一時期20点くらい点差がついたけど、最後猛ラッシュで追い上げた。それでも届かずの負け。
やはりジェッツは強かった。
DJホグ選手の3ポイントが決まりまくり、自身のキャリアハイとなる39点をたたき出していた。
負けられない日曜日の2戦目。

点差を離そうとする千葉に、KJの3ポイントで何度も何度もくらいつく。
この2日間、渡辺選手の徹底マークによって、気持ちのよいシュートを打たせてもらえてなかった富永選手の、スリーポイントが大事な4Qに息を吹きかえす!

長身の渡邊選手の上から、渾身のステップバック・スリー(ロング・ツーになっちゃったけども)。エースすぎるでしょ。
さらに、残り30秒を切って、島谷選手の値千金のスリー!いつもはクールな島谷選手の気合の入ったガッツポーズに泣いた。

先週の土日の群馬クレインサンダーズ戦。
1戦目、65-105、40点差での大敗北。
この試合で、わずかに残っていたCSの可能性も消えた。
長崎戦から怪我による離脱となったチームの柱であり大エース、オカフォー選手の不在ももちろん大きい。
喉の負傷から復帰したハーラー選手と交代するために契約解除となった。(Bリーグのルールらしい)
途中で心が折れてしまったかのような負け方だった。見ているこっちも辛くなった。
本当に悔しい試合だった。選手たちはもっと悔しかったと思う。
ただ、いちビギナーファンからすると、シーズンを通して、正直いつのまにか勝ち負けとかは、もうどうでもよくなっていた(そりゃCSで強豪チームたちと戦っているところは見たいけども)。
たとえ負けたとしても、めちゃくちゃワクワクさせてくれる試合だったらいい。それだけでぜんぜん楽しめる。
強いチームや強い選手とやり合うのを観るのも面白いし、無理なシュートよりもパスを選ぶようになったひとつひとつのプレイとか、ラスト何秒かのシーンで最後のシュートを託す瞬間とか、中学や高校時代から競い合ってきた選手たちの歴史とか、そういうドキュメンタリーなドラマ込みで観るのがおもしろいし、過去の良かった試合は何度も観れる。
ちなみに、過去イチのお気に入りは、広島ドラゴンフライズとの32点差からの大逆転劇。
中でも好きなシーンが、4Q残り7分あたり、島谷選手がリバウンドとってドリブルして富永選手にパスして、「島谷から富永、ここから打ってきたぁ〜〜。ディープスリー、いやほぼロゴスリー!」と解説が入るところ。
何度見ても、スカッとして気持ちいい。
この試合から、島谷選手の大ファンとなった。
その1分後くらい。
相手チームのスコアラー、クリストファー・スミス選手の眼の前で打った富永選手の2本目のディープスリーが決まるシーンも最高です。
ライト、0.2秒くらいのところで、今期新人賞候補の市場選手の神の左手がブザービーターとなり勝利。ほんとにほんとにすごかった。
疲れたときとか、毎回これ見て元気だしてます。
群馬戦の2戦目は接戦を制しての勝利!
あの40点差の敗北から、どうやってメンタルを立て直したんだろう。ほんとにすごい。
富永選手は、安定してスリーポイントを決めきるし、ドライブからの2ポイントもすごいし、4Qで競ってるときも理不尽な3ポイント決めるし、味方へのアシストも増えたし、日本人トップのスコアラーとして実力を存分に示していたと思う。
そんなこんなで今シーズン残りあと2試合となった。
次は5月1日、2日に、アルバルク東京との試合がある。すでにCSへの出場が決まっているアルバルク。レバンガにとっては12連勝を止められた相手でもあるし2連敗しているし、バチバチに戦ってくれるのを期待している。
本当に楽しみではあるし、まだ終わってもないのだけど、終わるという予感からのさっそくバスケロスになってしまった。
あと2試合でシーズンが終わってしまう。
来シーズンは選手の入れ替わりがあるかもしれないし、必ずしも同じメンバーで戦うとは限らない。
選手たちはいったいどんな気持ちなんだろう。
なんか最近は、ハーラーの豪快ダンク見ただけで泣きそうになる。トミーのパスからの島谷くんの3ポイントとか、いろんなこと想像して何度見ても泣けてしまう。

ということで、心の穴を埋めるために、今年の応援記録を振り返ってみた。
Bリーグ、おもしろいです!めっちゃハマってしまった。
ビール350ml、日本酒1合。
(人の応援してる場合なのか?)