北海道の夜に食べたのは、ジンギスカン。小さい頃、「焼き肉」というと当然のようにジンギスカンだった。丸い成型肉。懐かしい。カルビやロースってのを知らなかった。あったかもしれないけど忘れているのかも。ジンギスカンはソウルフード。それが秋田らしさなのか、自分の家だけのことなのかは分からないけど。
お店はすすきのにある「ふくろう亭」へ行く。夫が調べて予約してくれた。
自称グルメ・食べ歩きが趣味というタクシー運転手に言わせると「あそこは観光客ばかりだよ」と。実際は、けっこう地元の人っぽい人も多いようで、「突然来ちゃってごめんねー」みたいな会話を店主と繰り広げていた。
お店は混んでるので予約必須。一皿の量もそこそこある。この丸い肉は、タン。ソーセージは自家製だったような。
肉肉しいラム肉。
ビールとジンギスカン。大人になって良かった〜!
小さい頃は、焼き肉(ジンギスカン)でご飯3杯くらい食べれた。たぶん、羊肉を食べて身長が伸びた。マトンとキャベツとごはん。あと、エバラ焼き肉のタレ。よく考えたらほとんどタレの味だったのかもな。
今は、お酒を何杯でも飲める。大人最高。
どこに行ってもある。宝酎ハイシリーズ。余市のりんごとナイヤガラ。
北海道酒「北の勝」。肉と日本酒。おとなになって良かった。
肉を焼いた後の煙を吸い取るような機器はないので、適当な服で行った方がいい。むしろ全身で煙をどっぷりとあびて、羊の脂を皮膚からも摂取しよう!くらいの心意気で行くのがいい。
お腹いっぱい。寒いからウロウロするのはあきらめて、ホテルに戻って最上階のバーへ。
カクテルグラスの周りにくっついているのは、シソ。汚れているわけではない。
お通しのトウモロコシをあげたお菓子が美味しくて、おかわりした。後で見たら売店にたくさん売ってた。
2杯くらい飲んで部屋に戻ろうと店を出たら、入り口付近にガラス張りのワインセラー的な小さな部屋があった。トランペットをほしがる黒人少年のようにジッと見てたら、ホテルのソムリエらしき人物が「入ります?」と声をかけてくれた。そこは、お宝ワインや日本酒が眠っていたりして、なかなかにコアな空間だった。「ここでお酒を選んでもらってもいいんですよ」と、ソムリエさん。北海道の蔵元さんを呼んでイベントもやっているようだった。で、イベント限定の残りもののお酒が熟成されている、そんな感じの希少さだった。
飲まずに礼を行って出る。もう少し早く気づいてたらな。それもまた縁。
〆は、北海道限定のサッポロクラシック!
The北海道!
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