のんべえ手帖

のんべえの日常を綴った日記

一度も実ったことがないアボカドをまた育てる

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アボカドはギネス認定されるほど栄養価が高い!

アボカドのぬか漬けが美味しいよ! と飲み友だちにおすすめされたので、さっそく漬けてみた。うん、美味しかった。で、春になったせいか、アボカドの種に生命力が備わってきているようで、捨てるに忍びない気持ちになった。ということで、水耕栽培してみることに。

 

何度かアボカドの種を育てたけど、実は一度も成功したことがない。アボカドは、メキシコとか中南米とか、熱帯・亜熱帯地方が原産なので、東京だと越冬が難しい。さらにアボカドの樹は10m以上、野生のものだと30mもの高さになるので、都内マンションのベランダで育てようという発想自体が間違っている。

 

それなのに、なぜ育てるのか? それはアボカドの種が「育てて!」と訴えてくるからとしか言いようがない。いや、もうちょっと強い感じ。「おい! オレを捨てる気か!!  化けてでるぞ」こんな感じか? あ、飲み終わった酒瓶をすぐには捨てられないのと一緒かな。ちょっと違うか。捨てるには、生命力がありすぎるんだよなー。人だっていつかは死ぬけど、分かってても生きようとするわけで。

 

一度は、水耕栽培で1m近くまでかなり大きく育ち、鉢植えに移動したこともあった。けど、その後、土に根付かなくて枯れてしまった。何年前かな、5年くらい前か、もっとかな。そういえばそのときから育てるのを辞めしまったんだった。期待が大きかっただけに、やっぱり無理だと分かって虚しくなったんだった。大恋愛の末、けっきょく実らず終わった恋のようだね。

 

というような痛みをすっかり忘れて、またなんとなく育てはじめてしまった。でも、不可抗力のような気がする。そこに生きようとする種があって、ちょうどいい容器があるなら、育てないわけにはいかないよねぇ。

 

酒量:ビール1缶