北区、区長と区議会議員を決める選挙の日。
午後遅めに、地元の小学校へ投票しに行った。門をくぐると、校庭にバスケコート。リングが低く見えたので、ダンクできるかゴール下で垂直ジャンプしてみた。リングどころかボードにも指を触れることができなかった。低く見えたのにな。
届きそうで届かない、というか、まったく届かない。自分が思うほど自分の稼働範囲は広くないし、無力だったことを知る。選挙関係ないが。
その後、電車で有楽町へ。午前中にYouTube「Wine Books」でボルドーワインの勉強をしたので、急遽、ワインのお店「Grand Marche du Vin(グランマルシェ・デュ・ヴァン)」に行くことに決めた。高級ワインを少量ずつ飲めるらしい。
一本10万円みたいなワインを庶民価格でちびちび飲めるとは、ワイン学び中の身として、とてもありがたい!
カフェっぽい雰囲気で気軽に入りやすい。入り口近くにテーブルと壁に面したカウンター席がありグラスワインやチーズや生ハムなど軽いおつまみを楽しめる。店内で販売しているワインを購入したら、抜栓料500円でその場で飲むこともできる。
奥の方へ進むと、セルフ試飲コーナー。円柱形のワインサーバーがふたつ。円柱の片面にワイン6本設置され、12本×2円柱で24本のワインとワインの注ぎ口が並ぶ。(写真ないので分かりづらい…)
↓店内の試飲コーナーの様子がわかる
受付でプリペイドカードを購入して、飲みたいワイン近くのカード挿入口からカードを差し込む。ワインの注ぎ口にグラスを差し込み、分量が書かれた表示盤を押すとワインが注がれる仕組み。その後、カードは忘れずに取り出すべし。
カードには1000円からチャージできる。別にカード代として500円。最初に3000円チャージするとカード代は無料。
ワインは10ml 15ml 25ml と3段階の量から選べる。安めのワインだと15ml 25ml 50mlとか、よく見るとワインによって出る分量も違っていた。
パビリオン・ブラン
10ml 800円
[テイスティング・メモ]
カビ、はちみつ、桃、マンゴー
甘酸→きれいな酸味→さいごにカビ
少しバニラ
シャトー・ラトゥール
10mlで2,000円くらいだったか(忘れた)
[テイスティング・メモ]
カビ、フルーツの甘さ 忘れ、、
余韻にほわんとしたお酒のやわらかさがあって好き
繊細な渋みの余韻が長く続く
シャトー・ラフィット・ロートシルド
10ml 1,500〜2,000円くらいだったか(忘れた)
[テイスティング・メモ]
フルーツの甘さ、かりん、りんご
りんごジュース、レモンの爽やかさ、だが、奥にカビ
余韻の渋み少なめ
ラ・クラルテ・ド・オー・ブリオン 白
10ml 520円 だったような…(忘れた)
[テイスティング・メモ]
たくあん臭、りんご系フルーツ
穀物っぽさ
バニラ of バニラ、乳製品に近いカステラ? 最後にぞうきん
これでボルドーのビック5シャトーのうち4つ味わえた。2つは白だったので、まあ、ちょっと本流とは違うかもしれないけども。
ボルドーの高級系ワインは、ほんの少しの量(10ml)なのに、香りの出方は半端なく強かった。カビ臭は、強弱や現れ方の違いはあっても、どのワインにもあってそれが複雑さの根底にある。途中からカビ系のチーズがすごく食べたくなった。
この中では、ラフィットがいちばん好きだった。飲んでる途中のりんごのような清涼感が私の好きな日本酒のタイプに似たものを感じた。
試飲コーナーでは男性客がひとり、ラトゥールの前でワインと語り合っていた。グラスには10mlよりたくさん入ってたので、たぶん25mlかな、つまり1杯6,000円くらいなのかな。ワインライフを楽しんでる優雅な貴族にみえた。うらやましい。
しかし、こんなん飲んでると、ほんとに金銭感覚がバグってくるなぁ。
あと、このお店がよかったのは、10mlでも大ぶりの専用グラスで試飲できたこと。香りのすごさが倍増される。惜しむらくは、自分のテイスティングの解像度の粗さ。低スティング。
テーブル移動して、前菜盛り合わせで、通常ラインの価格で飲めるワインをいただく。
高級ワインと比べて、香り少なくフレッシュ、ジューシー。ごくごく飲める。
試飲コーナーからセルフでワインを運んで飲んでもOK。お店で頼むより、セルフの分ちょっと安い。
すごく少量だったにもかかわらず、高級ワインの余韻がときどきふわっと蘇ってきて、帰りの電車の中まで続いた。なんか飲んだっていうより身にまとったというような感じ。
家帰って、焼きそばをつくって食べながら、ビールと日本酒を飲んだ。
区長は長年続けていた88歳の高齢の男性から50代の女性の方へと交代していた。
酒量:ワインたくさん、ビール250ml、日本酒半合