おととい飲んだとき、すごく美味しかったお湯割りだったのに、今日はそんなに美味しく感じなかった。お湯:焼酎の分量を適当にしてしまったことが原因かもしれない。でもちょっと気持ちが落ち込んでいたからかもしれない。酒ってそういうところがある。
緊張してたり、落ち込んでいたり、興奮してたり、幸せだったり。喜怒哀楽や気分の浮き沈みによって、味って簡単に変わる。舌と脳の間に、感情というフィルターがあるのだろうか。とにかく、今日はなんだか舌が冴えない。いや、気持ちがのってない。
理由もなんとなくわかってる。仕事とか仕事とか仕事とか。終わらないとか、追いついてないとか、全然ダメとか。
そういうときは、どうするか。人によっていろんな方法がありそうだけど、自分が実践する気晴らしは、以下3つ。
- ぶらぶら歩く(近所とか)
- 音楽を聴く(好きなのをエンドレスリピート)
- 料理を作ってみる(なるべく手を動かすもの)
こんなところか。全部やってみた。
近所のスーパーに買い物へ行くついでに歩いた。雨が降っていた。
で、音楽は映画『君の名は。』の「なんでもないや」を聴いた。
いい。泣く。君がいない世界は、"夏休みのない8月のよう"のとこがいい。ピアノがいい。時を駆け上がるクライマー、かくれんぼ、はぐれっこ、そう、もうイヤなんだ!
で、餃子を作った。キャベツやニラ、にんにく、生姜を切って、肉と混ぜて、味つけて、餃子の皮で巻く。これだけ手を動かすと料理をしたぞという充実感がある。気分は平常運転時より高めになった。餃子ができて、さて食べよう、となった。
しかし、冷蔵庫にポン酢がもうない。困っていたら「鎮江香酢」という黒酢のようなものがあった。
「ちんこうこうず…」
ギリギリだなぁと思いつつ、なんでもないや、と思って食べた。
また湯割りの味が少し変わった。
酒量:日本酒1合未満 焼酎湯割りひとくち
餃子には熟成系の日本酒が合いました