ぜんぜん疲れが抜けないので、久々に禁酒をしている。
酒を飲まないと夜が長いので、本を読む。『ワイン一年生』の第二弾『ワイン一年生 2時間目チーズの授業』がでていたので購入。学園物ストーリー仕立てで、約70種類のチーズを擬人化して紹介しているすごい本だ。擬人化は何かの特徴を単純化して人にたとえているので、親しみがもてるし覚えやすい。し、作者のそのものに対する愛も感じられるのがいい。でも、さすがに70人を超えると、チーズ君たちみんなを覚えるのは大変だ。友だちも50人を超えると覚えられなくなると誰かが言っていた。
『ワイン一年生』の第一弾の方は、ぶどうの種類を擬人化しているものだった。34種類なのでほどよい感じだったのに、チーズになった途端どうしたことか、マニア方向に振り切っている。
ワインもおもしろかったけど、チーズの方は書き口調に、より熱を感じる。
「くさい」は完全に褒め言葉です。
チーズなんてもう切るところから快感です。
賞味期限が切れそうなチーズって、ぜんぜん悪いチーズじゃないんです。(略)むしろ一番の食べ時だと思っています。
クセになるほどのめり込んでしまうのは、一般に"くさい"と呼ばれる、クセのあるチーズ。
「なんだこれ?」という違和感を乗り越えられた人は、逆にその違和感が大好きになってしまうのです。
なんか分かる。くさければくさいほどK点超えしたときの愛し方が半端ない。
著者は、「コンテ18か月熟成」を食べてチーズにはまったようだ。18か月のコンテ…。ぜったいに食べてみたい。
前半はチーズの分類や選び方などの解説文。著者のほとばしるチーズ愛が感じられて読んでいてすごく楽しい文章だ。
あと良かったのは、単にチーズの紹介を擬人化してやるのではなく、軽めの白ワインに合うチーズ、重めの赤に合うチーズという、ワイン軸でチーズを分類しているところ。チーズを活かすも殺すもワイン次第。その逆もしかり。
最もいい相性を自分で見つけるのが、最終的なゴールなのだ。
うーーー。早くやってみたい。まずは、100gで500円以上のチーズを買ってみるのがいいとおすすめしていた。週末まで禁酒がんばったら、コンテとしっかりコクのある白ワイン買って合わせてみたい。あと日本酒&チーズもやってみたい。チーズは栄養分も多いし、脂肪分の少ないものであれば太らないようだ。信じる!
酒量:0(禁酒2日目)