のんべえ手帖

のんべえの日常を綴った日記

日本酒を知りたい需要を考える

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先日、飲んでいた席で「日本酒好きなんですね。私も知りたいです!教えてください」と言われ、え、なんだかうれしいなぁ、、なんでも聞いて!と思う一方で、「日本酒の何を知りたいのだろう…」という疑問がわいた。

そんなとき「何を知りたいんですか?」と聞くのもなんだかヤボな気がして「日本酒は80%が水です!」とか適当なことを言ってしまった。

けど、これは、せっかく日本酒ファンを増やすきっかけになり得たのに、取り逃がしてしまったのではないか。機会損失というやつではないか。

 

もしかしたら「知りたい!」というのは口実で、本当はコミュニケーションを取りたいということだったのかな。たまたま近くに座った、袖ふれあうも多生の縁だし。それか、知りたい、という好奇心はあるけど、何を知ればいいのか分からない状態なのかな。そんなようなのが、ふたつが混ざり合っている状態なのかな。

「知りたい!」の後に、これって、どういうことですか?とか、こう、なんかもう少し具体が入るとありがたいのだけど、人に期待してはいけない。

つまり、そのときに、ふざけてお茶を濁すのではなく、なにかグッとくる話をして心をわしづかみにできればよかったなぁと後悔している。「あなたが、なにを知りたいのか、分からんです」みたいなヘタレなことを思ってるくらいなので、私にその役割は果たせないかもしれないけど。

ということで、最近考えているのは「日本酒のこと教えてください!」と言われたときに披露できる小ネタ。たくさん仕込んでおきたいと思ってる。おそらくただの知識をだすだけではダメで(適当おもしろウソ話をするのもなしで)、なんか、こう、切り口を変えて、「え?そうなんですか!それは知らなかった(明日誰かに言おう!)的なことを言いたい。そう考えたらプレッシャーで、お腹が痛くなってきた。

たぶん、誰にも聞かれないんだろうな。

 

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