のんべえ手帖

のんべえの日常を綴った日記

日本酒

魚の頭からしっぽまで

引っ越しして約一か月たった。諸事情により、氷温保存庫レマコムを手放すことになり、思い出のお酒と向き合う(開けて飲み干す)機会がやってきた。お酒と引っ越しは相性が悪い。しかし、なかなか開けられずにいたお酒ばかりだったけど、理由と勢いさえあれ…

「夏子の酒」をあたまから読み始めている

言わずと知れた有名日本酒漫画「夏子の酒」。酒は飲んで楽しむものであって、読むものではない、とか言い訳にして、人生で一度も読んだことがなかったのだけど、このたび巡り巡って全巻お借りする機会に恵まれた。「夏子の酒」を知らずに終わる人生より、知…

自分好みのお酒とは?

あけおめです! 雪降りましたね。雪が降った次の日の家のベランダから見た景色。建設中の工事現場の金属音に邪魔されながら、静かに雪が溶ける音が聞こえた。 お正月にみたイギリス映画、ガンを患ったゲイカップルの作家がつぶやいたひとこと「聞こえるかい…

2021年おおみそか

1年ぶりに秋田へ帰省しての年越し。 数日前は雪で荒れていたけれど、帰省した日は雨に変わった。溶けた雪とまだ残ってる硬め雪で道路が凸凹。車に乗るとコブの上を飛ぶように滑るモーグルか、ディズニーランドのアトラクションのようで気分も一気に高揚する…

「流輝」似て非なるもの

るか、と言うとスラムダンクなのだけど、「流輝」は群馬のお酒。ピンクの低アルの流輝を春に飲んで以来、久々にSAKEStreetで購入。にごり。最初は、ちょっと苦味あってフレッシュやー!と思ってたけど、しばらく置いていたら、甘みが増したように感じる。そ…

「Shigeri」

白木酒造さんのオンラインイベントに参加したので、せっかくだから、うちにある古酒「Shigeri」を飲んだ。ラベルと同じ黄金色。とても上品な香り。ほんのり紹興酒のような、バニラや黄桃シロップにつけたみたいな甘い香り。口に含むととろりとした甘み。甘露…

スペシャルティRICE

美味しいと聞いて、買ってみたのだけど、本当に美味しかった神亀 純米吟醸「小鳥のさえずり」。 純米吟醸だから吟醸香りがするかというとそうではなく、小鳥のさえずりだから、ハイトーンのチュンチュン声かあるかという言うとそうでもなく。 3年以上、マイ…

寝かせた酒はいつあける?

ものごとには、タイミングというものがある。 もっというと、人生は、ほぼタイミングで決まる。 結婚がその最たるもの。タイミングとは、勢い、そして直感。 つまりは、あれです。寝かせた酒をあけるタイミングについて考えていました。 たとえば、この美丈…

椎茸のうまみ!「楽の世」生酒

美味しいなぁ〜と飲んでたら椎茸味を感じた楽の世。しっかり滓絡んでてわ旨味がすごい。 椎茸は奥の方にあるけど、基本は梨みたいなフルーツの甘酸。出汁っぽさのあるワインみたい。それのもっと椎茸が強い感じ。 自宅で日本酒を飲んでいただけなのに、気づ…

大人の苦味「不老泉」

いただきもの不老泉。山廃純米大吟醸木桶仕込み。だいたいの大吟醸は冷やして間違いないと思ってたけど、こちらは大人のビターテイスト。12〜15度とか、そのくらいの冷え感がよいかも。 それから木桶のスースーした清涼感。味もしっかり長い。ぬる燗ありなの…

終わりのはじまり

何回かアップしたお酒なので、「まだ、飲んでたんかい!」って呆れられそうなんですが、ちびちび飲んでおりました。華鳩のAkino Junmai。まだいける、まだいける…と呪文のように唱え続けてはや◯か月(←覚えてない)。ついに、きわまった。あま〜いマスカット…

木戸泉「アフス会」

すっぱうまい木戸泉のアフス。さまざまなタイプのアフスとペアリング料理を楽しむアフス会があると聞いて、参加してきた。場所は飯田橋の「すしおん」。 最初は、炭酸充填したアフスで乾杯!だったけど写真なかった。きゅうりと麦味噌をつまみにすっぱうまい…

華鳩のAkinoJunGinをふたたび飲む

昨日、歯が抜ける夢を見たと思ったら、今日は、痛みかけた青りんごを潰す夢を見た。硬いはずのりんごが、意外にもサクサクと手の圧で潰れていって、めちゃくちゃ気持ちよかった。マッチョになった万能感。 りんごは、知恵と誘惑、豊かさを表すそうな。アダム…

きのう見た夢

繁桝、純米吟醸生々切り絵ラベル。2018年5月から約3年弱、うちのレマコムで眠っていたのを起こした。おはよう。生りんごジュースみたいな甘酸味。生熟感がとてもよい。 これもそうだけど、もともとの味を知らないまま熟成してしまって飲むお酒は多い。つまり…

PC文字との距離感覚

天美、純米吟醸生原酒。冷蔵庫から出して、ゆっくり飲んだ。ひんやりしたときもよかったけど、室温に限りなく近づいた(18〜9度?)ときも美味しい。飲むたび、SNSで見た童顔な女性杜氏さんの笑顔が浮かぶ。二度美味しい。舌に残る甘やかさと爽やかさ、トー…

このグイグイくる感じはなんと呼ぶのか

秋に地酒屋こだまさんで購入した「楽の世」山廃本醸造無濾過。満を持して、クリスマスイブに開封した。試飲したときは冷えてたけど、燗酒が美味しいと聞いてやってみた。好みのタイプにまた出会えてしまった。うれしい。 中間くらいからの爆発的な膨らみ。「…

夏休みの宿題をずっとやっている

明けない夜はない。終わらない椀子蕎麦はない。でも、不老泉の初呑み切りが、夏休みの宿題のようにまだ終わらない。宿題は少しネガティブな響きがあるけども、この楽しい時間は、いつまでも終わらなくてもいい。 hashi-d.hatenablog.jp ほんとは健康診断の結…

白龍「DRAGON KISS」原酒

白龍「DRAGON KISS」の原酒をいただいた。「原酒」と聞くだけで、飲みたくなるのは私だけかもしれないけど、スパークリング日本酒の原酒と聞くと、どんな味がするのか……やはり飲んでみたくなる。 白龍を造る福井の吉田酒造さんのお酒。蔵へは昨年9月に伺った…

2020あのクリスマッシブ忘年会

毎年恒例の日本酒の生熟燗を飲むあのイベントは開催されるのかどうなんだ、と心配して何度も問い合わせたが、無事開催されました。とても楽しみにしていたのでうれしい。 さまざまに時を経た火入れしていない日本酒が集結するこの会。一癖も二癖もある酒好き…

2020いにしえ忘年会「どろん」

こんなご時世でだいぶ減ってしまったけど、2020の忘年会の第一弾。今は移転先を検討中のいにしえ酒店の忘年会へ。朝10時に西新宿へ(行こうと思ったが起きたら9:30だったので遅刻)。 店内貸し切りで、少人数制。その代り、第1部・2部・打ち上げと分散して対…

「不老泉」を自宅で初呑み切り

クラウドファンディングMAKUAKEに登場した不老泉の初のみ切りセット。毎年行われていた初呑み切りイベントが、コロナ禍できなかったことから企画されたようだ。 タンク貯蔵火入れ6本・瓶貯蔵生原酒10本、合計16種類コースを購入。四合瓶にして4本分。なるほ…

信頼貯金

天美2nd…を目の前に、ゼスプリブラザーズを置かないと精神がもたないくらい、がっくりきてる。SNSを賑わせていた「澤屋まつもと」さんのことも、もちろんボディブローのように効いてる。悲しい。 でも、一番なのが約束していたことをすっかり忘れていたこと…

崩れそうで崩れない美しさ

「崩石積」というの石積みの工法。西ヶ原駅近くにある旧古河庭園内にある。 石垣と呼ぶには摘み方が適当すぎるけど、野趣あふれる感じがいい。崩れそう、でも、崩れない。そんな安定感のなさが惹きつける。ジェンガのようなスリル。実際は、地震がきても崩れ…

荒木町「純ちゃん」で日本酒ざんまい

尊敬する日本酒大先生のからのお誘いで、荒木町「純ちゃん」へ。お店は貸し切り原則。会員制で年間枠が押さえられているという、ある意味、相撲場所のようなシステム(維持員制度というそうな)。なかなかにハードルの高い業態です。 純ちゃんのお料理は、海…

日本酒にシナモンちょい足しをやってみた

千葉麻里絵さんの『もろみラジオ』がおもしろいので、ときどき聞いている。 最初の頃は、もろみのプチプチ音だけが延々と続いて、このまま終わるの? そういうチャンネルなの? と不安になったけど、その後にはディープで楽しい日本酒トークが繰り広げられた…

「華鳩 秋の純米吟醸」お湯割り

広島の榎酒造さんの「華鳩 秋の純米吟醸」。蔵でたくさん試飲させてもらった中でも気に入ってお持ち帰りしたお酒。まず、ラベルがとっても素敵。パリに住んで長いという、蔵元のお姉さん作だそうです。 華鳩というと、元祖貴醸酒として貴醸酒が有名。でもこ…

「三千櫻 ひやおろし」ぬる燗で

仕事で「よりによって…」という、手痛い失敗をした。そそっかしい性格からくるものだけど、一生なおらない気がする。ひらきなおるわけじゃないんだけどね。それでもやっぱり落ち込むんだよなぁ。人並みに。 そんなわけで、気分が明るくなれそうなラベルの日…

飛石連休

今日は飛石連休だった。どうでもいいけど石野卓球みたいな字面だな。ということで、一度やってみたかったことをやってみる。THE SHOTうすにごりと堅あげポテト柚子こしょうのペアリング。Twitterで話題になってたので、ポテチ好きとしてはやってみねばならん…

酒はなぜ太るのか

荒川はコスモス狩りの季節。5本程度は持ち帰り自由。 先々週くらいから続く抜け殻状態からまだ抜け出せない。ということで、週末は飲み歩いた。欧米諸国で第3波だロックダウンだと騒がれる中、どうでもいい話で酒を飲み笑いあう世界一平和な週末だった。平和…

遅れてきた夏休みのキャンプ

しばらく使ってないうちに、はてなブログに「タグをつける」という機能がついている。びっくり。ものごとは絶えず進化している。しかしどこもかしこもタグだらけだな。タグの先には何があるというのだ? ま、つけるけど。たぶん。 年間を通しての気分という…