のんべえ手帖

のんべえの日常を綴った日記

『夏子の酒』を読んだことがない。

f:id:skyfrogs:20191114084040j:plain

稲花酒造の仕込みタンクをどうぞ。

昨日、初めて会った「日本酒好き」の方とお話していて、「もちろん『夏子の酒』は読んでますよね」と聞かれた。お、きたこの質問。日本酒好きと言って憚らない自分なのだけど、実は『夏子の酒』を読んだことがない。

 

以前も、とある日本酒バーでアルバイトをしていたとき、お客さんから「『夏子の酒』読んだことないの!? 日本酒好きなのに?」と驚かれた。『夏子の酒』の伝説のバイブル感、すごいな! 『夏子の酒』を読んで日本酒好きになった人もいるのだそうだ。

 

ここまでくると、読んでいない自分が非国民みたいに感じてしまうのだけど、読んでないものはしょうがない。ちなみにこのお客さんが薦めてくれた『みをつくし料理帖』は読んだ。すごいおもしろかった。うちの母にもあげたら母がハマって全巻買っていた。

 

夏子の酒』は、なんとなく「読め」「読むべき」「日本酒好きなら読むはずだ」等の圧力を感じることで、逆に読みたくなくなってしまった。

 

あと、ストーリーは、おじいちゃんの代で途絶えてしまった酒造りを復活させたとか、幻の酒米「亀の尾」的な米を復活させて、その米で酒を造って潰れかけた酒蔵をたてなおしたとか、そういう話だったかな。もうなんか、結果が分かってると内容が想像でききて、新鮮さがないんだよなぁ。

 

ごちゃごちゃ言ったけど、でも、たぶんいつか読む。で、たぶん、泣く。読むタイミングを失ってしまっただけで、興味はある。そこまで日本酒好きを熱くさせる話なんだから、きっと面白いんだろうなぁとは思うんだよなぁ。

 

酒量:0