のんべえ手帖

のんべえの日常を綴った日記

たぶん縁あってうちに来た酒

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意図せずして迷いこんでくる酒というものがある。このふたつがそれだった。

冬に里帰りをしたときに、タイミング悪くいつもの巡回先である秋田市民市場(酒売り場)に行けなかった。そんな私を不憫に思った姉が、予約していたお酒を取りに行くついでに、気をきかせて買ってくれた。

秋田酒120号と秋田酒121号での仕込み違い。秋田酒120号って??と裏ラベルをよく見ると、秋田でつくっている新しい酒米のよう。120号は、五百万石ベース。121号は山田錦ベースと書いてあった。

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酵母はどちらも同じND-4。花酵母ナデシコ酵母。華やかフローラルなのかなぁと想像するけどまだ飲まない。飲むときは同時に開けたいな。

 

こないだ『JOKER』を観ながら飲んだこちらの純米大吟醸もND-4だった。少し寝かせたせいなのか、どうなのか、香りはそこまで強くなく、フルーティだけど味しっかり。

お米は、美山錦100%。しかも天寿酒米研究会契約栽培米。長いあいだ研究を重ね、美味しい酒造りのために特別につくられた、優等生の酒米たち。一切の圧をかけず、ポタポタと滴り落ちる雫だけを集めた雫取り。美味です。

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これ、ぬる燗いけるかな。

天寿の仕込み水は、鳥海山の伏流水だそうだ。由利本荘市なので、雪の茅舎とも近い。鳥海山の気高さと、秋田の田んぼが思い浮かぶ。大事に大事に造られた酒だなぁ。

鳥海山の限定雫取り2本と120号と121号、合計4本。冷蔵庫がまた満席になった。

 

酒量:日本酒2合